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ポウリーン(メラニー・リンスキー)とジュリエット(ケイト・ウィンスレット)

クライストチャーチに暮らす内気なポウリーンと、イギリスからの転校生ジュリエットは親友同士になり、二人だけの世界を作り上げるが、その絆があまりに強いため周囲の大人は彼女たちを同性愛と見て引き離そうとする。そんな二人が、一緒にいるために立てた残酷な計画とは…。



『翼をください』が実話をもとにした物語だというのは先に述べましたが、実際の事件よりもかなり脚色されているんですね。『乙女の祈り』も、やはり実話をもとにした物語なのですが、こちらはほぼ事件のあらまし通りに映像化されておりまして、イギリス在住のミステリー作家、アン・ペリーがジュリエットのモデルであることまで明らかになったといいます。『翼をください』のトリーが、その純粋さや一途さゆえ生じた摩擦係数の高さに燃え尽きてしまった少女だとすると、『乙女の祈り』のポウリーンとジュリエットは、自分たちの信奉する清さ・正しさ・美しさに殉じた少女たちだと言えます。ジュリエットは大学総長の父を持つお嬢さまだったけれど、両親の不仲や、娘である自分へのおざなりな愛情に満たされないものを感じていたし、内気なポウリーンには仲の良い友だちもいないうえ、嗜好に対する家族の無理解に苛立っていた。そうして出逢い、その親密さを深めていったふたりはしだいに、共に紡いだ繭の中へ閉じこもるようになっていったんですね。聖なるものに満たされた夢のなかでまどろむときだけ、彼女たちは本来の自分を取り戻すことができた。彼女らは他を蔑むひまもないほどその夢に耽溺しきっていたわけですが、現実はそれをずっと容認し続けてくれるわけではない。大人たちは、性的な関係を持つまでになったふたりを異常と判断し、とにかくその仲を引き裂くべきだと判断したのです。自分たちの世界を侵犯する悪しき現実の象徴として憎しみの矛先を向けられたのは、ポウリーンの母親でした。ポウリーンは口煩い母を多少疎ましく思ってはいても、心の底から殺意を抱くほど憎んでいたわけではないと思います。ただ自分たちの世界を守り、そして自分たちの愛を貫くためには、彼女を殺すしかないと思いつめてしまったんですな。正味の話、3人が殺害の舞台となったピクニックへ出掛けるシーケンスは、かなり直視するに耐えないものがあります。うーん、得意分野だけにガッツリ語るつもりだとは宣言したものの、なかなかうまく文章にすることができません。また改めて挑戦してみよう。

乙女の祈り 原題 : heavenly creatures 製作年 : 1994年 製作国 : ニュージーランド・アメリカ

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テーマ:映画 - ジャンル:サブカル

【2008/11/17 12:33 】
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